デジタル時代の効率的な学習方法を追求する

A8バナー広告

ロックダウンの影響のため、社会は大きく変化しました。
教育とアカデミアの世界もテレワークがとても浸透しました。

おかげで、資料と教材のデジタル化が進みました。
特にビデオ資料の量も以前よりも比較にならないほど増えています。

そんな時代で、効率的に学習する方法を検討してみます。

こんな人向け

手書き学習派の人

書いて、理解して、そういうイテレーションの学習効率が良い人です。ぼくはこのタイプです。

見るだけで理解できる人は、すごいと思います。ぼくには無理です。

タブレットを持ってる人

スマホでもオッケーですが、画面サイズが小さいです。タブレットを持っている人に特にオススメです。

ペンタブを持ってない人

ペンタブを持っているなら、PCに直接にペンタブを接続すれば問題はあっという間に解決です。

この記事のような面倒なことをしなくても良いです^^;

こんな学習方法を実践したい!

教材はビデオで配布されている(Zoomで遠隔授業してる場面でもOK)

教材のビデオにメモを書き込みしたい。

ビデオを手元に持っていないので、スクショを撮影して、すぐにメモを書き込みしたい。

用意するもの

こんな構成にします。

タブレット

最近のAndroid端末ならどんなのでもOKです。

PC

どんなPCでもOKです。OSはWindows, Mac OS, LinuxのどれでもOKです。

ぼくはUbuntu 18.04を使っています。

デスクはこんな感じになる

キーボードはHappy Hacking Keyboard。すでに10年ほど使ってますが、いまだに現役です。

PC画面を見て、何か気がつくことはあるでしょうか?PC画面にAndroidらしき画面が出ていますよね?

これが、今回の記事の注目ポイントです。

こんな方法はどうだろうか?

この図では、こんな構成になってます。

PC

すべての操作のコントローラー。Android端末のすべての操作をPCから実行する。

Android端末のボタン操作とキーボード打ち込みもぜんぶPC側で実行する。

Tablet

ペンを使って手書きで入力したい時だけ使う。

この方法は何がよいか?

手書き派の人にとって、いろんな情報を手書きで書きたいものです。この点でTabletは優れています。

複数の情報を表示して整理するにはPCが向いています。タブレットはウィンドウを1つしか表示できない仕様ですから、仕方がないことです。この点で、複数のウィンドウを自由に設定できるPCに利点があります。

さらにキーボードの打ち込み速度があります。物理的なキーボードの打ち込み速度は、バーチャルキーボードよりも圧倒的に早いです。かといって、タブレットのためだけにキーボードを一個おくのは無駄です。

まとめると、こんな利点があります。

  1. タブレットの手書き良さをフル活用できる。
  2. 複数のウィンドウを自由に使い分けるPCの柔軟さ。
  3. キーボードを1つだけに統一できる。物理キーボードの打ち込み早い打ち込み速度。

実際にやってみる

言葉で表現するのは難しいものです。このビデオで見せるのは次の様子です。

PCでAndroid端末を操作し、文字打ち込みはキーボードから、手書き入力はAndroid端末でペン入力。

Youtubeのチュートリアル動画で勉強している場面を想定します。ビデオのスクショをとって、理解内容をスクショに書き込みしたいモチベーションです。

このビデオでやっていることを、もう一度かきます。

ビデオチュートリアルを見ています。チュートリアルはYoutubeにあります。

Youtubeの再生はAndroid端末の中です。

PCでAndroid端末のすべてをコントールしてます。

チュートリアル動画のスクショ撮影操作、キーボードで文字打ち込み操作はPCでやってます。

ペンで書き込みするときだけ、Android端末を直接につかいます。

ScrcpyでAndroid端末を遠隔操作!

PC側でScrcpyというソフトウェアをインストールします。インストールするものはこれだけです。

上の記事はUbuntu向けです。Windows向けにはバイナリファイルが配布されています。

Mac向けにはbrewでインストールします。

Android端末でスクショを撮影するために、このアプリをAndroid端末にインストールしてきます。

セットアップは以上でおしまいです。

複数言語の打ち込み

もちろん、複数言語の打ち込みも可能です。ポイントは、PC側でなくAndroid側でキーボードを切り替えることです。

英語、日本語、フランス語、ドイツ語のキーボードを切り替えて入力している様子です。

なぜかç文字だけは入力ができませんでした。まぁ、フランス語でも出現頻度が低い文字なので、そこまで問題にはならないでしょう。

PCからAndroidにファイル転送も爆速!

PCからAndroid端末にファイル転送もできます。PCの中でAndroid操作ウィンドウにファイルをドラッグするだけです。ね、簡単でしょう?

この方法を実践してみて

PCですべてを操作できて、ストレスがたいぶ減りました。
難しいことを学習しているときって、理解にすべてのパワーを使いたいのです。

PCとタブレットをいったり来たり・・・なんて面倒くさいことをやっているだけで、脳のスペースを無駄に使います。
この方法のおかげで、生産性があがったと確信してます。

他にもこの方法はCode Readingにも応用しています。他人のCodeを読むときって、手書きで理解していくのが早いんですよね。

こんな方法でもよくね?

Android端末と物理キーボードだけであれば良くないか?

試してみました。この方法もなかなかイイです。物理キーボードの打ち込み速度はやはり魅力です。

ただし、この方法のイケてないところは、ウィンドウをひとつしか使えないところです。

Android端末単独でマルチウィンドウを使う方法もあります。

とはいえ、タブレット端末のウィンドウサイズなんて、たかが知れているものです。PCの大きい画面のありがたみはをフル活用したいものです。

と、いうことでAndroid端末を単独で使ってビデオ学習するのは、外出先やPCから離れた時に有効でしょう。

PCにペンタブレットをつければいいのでは?

正論です。でもね、液晶タブレットって高いんですよ。

板タブレットでは入力に難があります。

お金に余裕があれば、板タブレットを買えばいいと思います。ぼくに液タブを買ってください〜。