Netflixドイツ・プロダクション初の作品”Dark”がくっそおもしろい
目次
この記事で書くこと
漫然とDarkのおもしろさを紹介する。
Darkとは?
まず日本語版の予告編を置いておきますね。予告編を見るのが一番はやい。
簡単に書くと、Darkはこんなドラマ
- Netflixのオリジナルドラマ。Netflixドイツ・プロダクションの初作品
- カテゴリは、時間旅行とミステリーと言える。
- シーズン3で終了した。
きっと、こんな人には面白いドラマ
- ミステリーが好きな人には間違いなくオススメできる。伏線の出し方と伏線回収のテンポが良い。
- Back to the futureを好きな人にもオススメできるかもしれない。back to the futureが持つような疾走感があるストーリーではないが、タイムスリップ先の時間で登場人物がめちゃくちゃな言動をするところに面白さがある。
ここまでで、興味を持った方は、以下の記事も見てみると良い。
ドイツ語的には
筆者は音声を英語にしたり、字幕を日本語字幕にしたり生ぬるいことはしない。ぜんぶドイツ語で見ている。そもそもNetflix Deutschlandには日本語字幕の選択肢がない。
あ、でもVPNを使えばNetflix Japanに接続できる。このあたりのVPNサービスがオススメ。
現在の筆者のドイツ語レベルはおよそB2 ~ C1レベル。B2レベルであれば、Darkの60~70%は理解できる。この記事でもドイツ語の学習に良いと、紹介されている。最低でもB1レベルを終わっていないと、ドイツ語で理解するのは困難と予想する。
語彙的にはかなり豊か。特に暗い雰囲気のドラマなので、重苦しい感情の語彙を増やすことができる(それってうれしいのか?)
筆者は、Scheiße bauenという語彙を覚えた。意味的には「クソみたいなことをする」。ScheißeはShitに相当する意味。bauenは「建てる・建築する」という意味。「クソを建てる」とは面白い表現だと学習した。
他にはdu spinnstという語彙も覚えた。意味は「こいつ、くるってやがる」という感覚。直訳は「きみは回っているね」という意味。特にタイムスリップした人間が、別の時間軸で他人から言われるシーンにこの表現が多い。
Darkのおもしろいところ 4選
ふつーの面白さを書いても面白くないので、少しマニアック楽しみ方を紹介する。
きょうって何日?”Welcher Tag ist es?”
時間旅行ネタなので、「きょうって何日?」の質問が頻繁に発生する。特に物語初期では当事者も視聴者も、別の時間であることの事情を理解できていない。なので、当事者がうろたえながら質問するあたりの感情表現がとてもおもしろい。
このあたり、Back to the futureのこういうシーンに似ている感覚を感じた。
さらに、質問した側と質問を受けた側とのちぐはぐ感も面白い。例えばこんな様子。この会話は頻繁に登場するので、バリエーションが非常に豊かで良い。
きょうは何日? Welcher Tag ist es heute?
きょう?dd日だよ。heute? dd.
いや、そうじゃなくて。何年の? Nein. Jahr.
(は?なんでそんなこと質問するの?)yyyy年。
ちなみに、Darkには4つの時間軸が存在する。どの時間軸でもこのやりとりは出てきて、面白みがある。
おれはお前だ “Ich bin du” / “Neiiiiiiiiin!!”
Darkでは、別の時間軸の同一人物が会って会話できる設定になっている。
Back to the futureでドクブラウンが言っていた理論がどこかに消し飛んでしまっている。しかし、ドク自身も「気絶するくらいで済むかもしれん」と言っているので、彼もあながち間違っていなかった。そんなドクブラウン博士の姿を見たくなった方には。こちらをどうぞ。
何かには突然、「おれはお前だ」と告げられるシーンもある。このときの感情といったら、Star Warsでこのシーンを見たときの感情にそっくりである。
「俺はお前だ」のやり取りも何度か登場する。男性のときもあれば、女性のときもある。反応が違っておもしろいので、ここもイチオシポイント。
いきなりセックスシーン
とても頻繁なセックスシーン。
1話なんてこんな感じだ。冒頭から人が自殺して・・・と思ったら次のシーンはセックスシーン。
別のエピソードでも、OPが終わったら・・・いきなりセックスシーン。
もはや、だいたいのセックスシーンは襲来が予測できる。「あ、これ、来るぞ来るぞ来るぞー!キターーー」という感じ。
そこまで、セックスは必要なのか?と思うくらいに不思議なドラマである。
ちなみに、中盤には、不倫と「私・・アレが来てないの・・・」の合せ技も存在する。このときの間男の動揺がもはやテンプレすぎて笑える。
こういう邪道な楽しみ方も魅力の一つ。
芸術的なOP
OPにあたる映像は、かなり芸術性が高い。
まるで万華鏡でも見ているかのような、そんな気分になる。
しかも、毎回、OPの映像は異なるので、楽しみも大きい。
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